THE LOST LENNON TAPES VOLUME TWENTY SEVEN / JOHN LENNON
今回はちょっと一休みで、僕が好きなものに関して書いてみようと思います。
箸休め的な感じで読んでもらえればいいかなと思ってます。
今日取り上げるのは、ジョン・レノンの「The Lost Lennon Tapes Vol.27」です。
去年はジョン・レノンの没後40年ということで、彼の存在が非常に話題になっておりました。
そんなこともきっかけで、このアルバム(とは言っても海賊版ですが)の存在を思い出し、小屋裏の物置から引っ張り出してきました。
この「The Lost Lennon Tapes Vol.27」の存在を知ったのは、僕が中学生の頃です。
その当時、大好きだったブルーハーツのラジオ番組を録音しながら聞いていた時、ギターの真島昌利さんがこのレコードに収録されている「Strawberry Fields Forever」がすごくいいと紹介されていました。
ただ、このレコードは海賊版なので、その曲自体はラジオで流せなくて、公式にリリースされている「Strawberry Fields Forever」が流されました。
今では、ビートルズやジョン・レノンが大好きなわけですが、この時が初めてまともにビートルズとジョン・レノンの歌声を聞いた時でした。
かっこいいっ!
イントロや歌いだしはもちろんですが、”living is easy with eyes closed…”からのアレンジの切り替えが中学生の僕にとっては衝撃でした。
まあでも、僕が生まれ育ったその当時の福岡には「The Lost Lennon Tapes」はどこにも売っておらず(探し出せず)、Googleでなんでも調べられる現代とは違うので、本当に聞いてみたい「Strawberry Fields Forever」は聞けませんでした。
そんな中、大学生になって東京に住むようになってからまた探してみました。
もちろんまだまだGoogle先生はいなかったので、いろんな店に行って探しました。
そしてとある新宿のお店で見つけました。
その中には、ジョン・レノンがギターで弾き語っているデモの「Strawberry Fields Forever」がありました。
染みる…
そんな一曲です。
実はこのデモの「Strawberry Fields Forever」は公式のアルバムでも少し聞くことができます(厳密には少し違いますが)。
2006年に発表された「LOVE」というほぼノンストップでビートルズの曲が流れるこのアルバムの中で、「Strawberry Fields Forever」が、デモバージョンのジョン・レノンの弾き語りから始まるんです。
やっぱり、だれもがあのデモバージョンは素晴らしいと思っていた証拠ですよね。
この「The Lost Lennon Tapes Vol.27」で素晴らしいのはこの曲だけではありません。
1曲目のラジカセで録ったんじゃないかと思わせるレトロ感たっぷりの「If I Fell」。
その他大勢のコーラスが無くてより優しい雰囲気の「Happy X’mas」。
リンゴ・スターが歌っている「I’m the Greatest」のキーボードの音や”Hey!”の切れが素晴らしい!
そのあとに続く「I Know」の切ないジョン・レノンの歌声。
個人的には実際のテイクよりも心に響く「Meat City」のデモ。
実は、全体的にこの「The Lost Lennon Tapes Vol.27」の世界観を絶妙に切なく染みる雰囲気にしているのものがあります。
それは、デモのジョン・レノンがちょっと歌が下手なことです。
それが絶妙なんです!
下手なのに何度も聞きたくなるっ!
そんなジョン・レノンが大好きなんでしょうね。
ということで、みなさんも好きな音楽でも聴きながら気軽に楽しく運動をしていきましょう。
もしも、もっと「The Lost Lennon Tapes」について詳しく知りたいという方は、詳しく語ってくれている方がいるので、いろいろ調べて読んでみてください。